卒業企業インタビュー

重要なお知らせ

令和5年4月からスタートアップ・プロジェクトルーム(SPR)とクリエイティブルーム(CR)が統合されてSapporo Business VILLAGEになりました

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札幌市産業振興センターのインキュベーション施設「スタートアップ・プロジェクトルーム」(以下SPRと表記します) の卒業企業にSPR入居の経緯から現在に至るまでお話を伺いました。

株式会社イークラフトマン

オフィスの写真

株式会社イークラフトマンは平成19年5月創業。平成20年1月にCルーム入居後、事業拡大に伴いBルーム、さらにAルームへと移転、平成23年8月に卒業されました。

主に食品流通・物流に関連する企業に対するクラウドサービス「クイックコネクトサービス」を開発し、低コストで提供。北海道内を中心に受発注データ交換システム(EDI)、仕分システム、デジタルピッキング等、流通物流全般に関するシステムの構築やハンディターミナル、スマートデバイスに対応した業務アプリケーションの開発及びクラウドサービスの提供をおこなっています。

起業の動機について教えてください

新山社長の写真

「北海道の生産者と消費者の暮らしを豊かにすることを目的」に、「流通システムの開発を通して北海道に人材が根付いていく役割を担う企業でありたい。」という想いで起業しました。

SPRに入居するきっかけを教えてください

札幌市でインキュベーション施設が開設されたことを知りSPRの説明会に参加しました。

入居したお部屋の印象はいかがでしたか

Cルームは、1人から2人には使い勝手がいい部屋ですね。Bルームは、相対的なパフォーマンスに優れた印象です。

事業を成長させるために工夫したことを教えてください

札幌市産業振興センターがブースを設置する「ビジネスEXPO」への出展の他、「テクノフェア」などに自社商品を出展し、セールスプロモーションに力を入れました。

入居中に何か印象に残ったことはありますか

SPRに入居して半年後くらいした時に、突然、銀行の法人担当がうちの事務所に来訪し、融資してもらいました。インキュベーション施設に入っていることで銀行担当者は、融資案件として進めやすかったようです。これがきっかけで、今でもメインバンクとしてお付き合いしています。

役立った公的支援制度について教えてください

「中小企業基盤人材確保助成金」「札幌市ものづくり産業活性化支援事業」をはじめ、支援の専門家から情報をもらいながら、利用できる支援制度は殆ど使いましたね。

今後の抱負について教えてください

北海道の中で、流通、物流業のITサービスは「イークラフトマン」が"やっているんだ"ということを多くの皆様に認知してもらえるような事業をおこなっていきたいですね。

最後にこれからSPRへの入居を検討されているかたに新山社長からメッセージをいただきました

「この施設は自分が積極的に動くことが前提になりますが、周りにサポートしてくれるかたが必ずいるところです。
SPRに入居することで、機能的な事務所や各種施設を安価に利用できるという物質的な利点以上に、設立以来歴代続いてきた事による入居者同士の交流や、無料の起業・創業支援、そして公的機関等からの信用という付加価値も受けることができます。
SPRを通じて自身の事業のステップアップと信頼できる仲間づくり、そして SPR の次の入居者たちへの価値を高めて欲しいと思います。」

新山社長、ありがとうございました。

会社概要

株式会社イークラフトマン

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株式会社リプロール

⼭⼝社⻑の写真

リプロールは「中⼩企業・⼀次産業をもっと元気にしたい」という想いから始め、2017年で創業8年を迎える。

お客様が抱える問題や悩みに対し「Re:応え」、「Realize:実現し」、「Professional:専⾨家として」、「Produce:創り出し」、そして「All:全て」においてお客様のワンストップパートナーを⽬指す。

起業の動機について教えてください

オフィスの様子の写真1

⽗親が以前会社経営をしていたこともあり、「将来は経営者の⼒になりたい」と⾼校時代から漠然とした起業の⽬標がありました。

専⾨学校で会計を専攻し、社会⼈になってからますます起業したい想いが強くなり、25歳で起業に⾄りました。

SPRに⼊居するきっかけを教えてください

創業前に創業セミナーの受講や、⾃⾝で創業に関して知識を深めていた時に、SPRの存在を知り、創業から3ヶ⽉後にSPRに⼊居しました。

⼊居した部屋の印象はどうでしたか?

創業3年はCルームを活⽤し、その後はBルームへ移転しました。Cルームは1⼈から2⼈でちょうど良いサイズ感です。賃料も低く、少⼈数で創業の際には適しています。また、Bルームは事務所内に打合せスペースを設けても、3⼈から4⼈程度でも仕事が出来るので、いずれも創業時の⼈数によって対応可能な良い環境です。

事業を成長させるために⼯夫した事を教えてください

私は25歳で起業をしました。経験値もまだまだ低かったため、若さ故のバイタリティが創業時の強みでした。もちろん現在でも経営者の中では若い⽅です。誰よりも積極的にとにかく⾏動する事を⼼がけています。それは、現在展開する台湾事業にも繋がっています。せっかくリスクを背負って創業したからには、すべての瞬間が勝負であり、絶対に諦めない気持ちと、創業の信念を常に持ち続けている事が⼤事であると考えます。まだまだ当社も成長の道半ばですので、これからも着実に事業展開をします。

⼊居中何か印象に残ったことはありますか?

不定期に開催されるセミナー、定期的に開催されていた創業相談です。⾃分で会社経営を⾏うと時に客観的な視点が必要な時があります。そんな時にはとても役⽴ちました。また、融資を受ける際にも「SPR=インキュベーション」という認知度も⾼く、⾦融機関からの信頼も得られたのではと考えます。また、創業間もない企業がSPRには集いますので、業種は違えど、同じような悩みを持つ仲間と切磋琢磨するのも良い刺激になりました。

役⽴った公的⽀援制度について教えてください

オフィスの様子の写真2

創業3年⽬までが応募可能な、さっぽろベンチャー⽀援事業を活⽤して商標登録などの知的財産の保護。また、台湾に市場調査へ⾏くきっかけが出来ました。

今後の抱負について

2017年で当社は創業して8年⽬を迎えます。創業時からの積極性をこれからも忘れず、信念をしっかり持ち続け、成長し続けられる永続出来る企業作りを⽬指します。顧客、従業員、取引先などのすべてのステークホルダーが居るから当社の今が有る、という事を決して忘れず、北海道、⽇本国内はもちろんの事、海外展開にも積極的に取り組みます。

SPRへの⼊居を検討されているかたにメッセージをいただきました

創業時は特に資⾦繰りが⼤変であり、⾃⼰資⾦にも限界が有り、創業時から上⼿に⾦融機関と付き合うのもとても重要な事です。いわゆる対外的な信頼を得る為には、このSPRというのは⾮常に⼤きな役割を担ってくれます。それだけではなく、会社経営のノウハウが例え乏しくても、無料で専⾨家に相談出来る制度や、創業補助⾦などのメニューも有る為、⾃分の頑張り次第ではとても有効に活⽤できます。今振り返ると、私はこのSPRに⼊居して本当に良かったと思います。経営者は孤独ですが、ここには同じ志を抱く多くの仲間が居る事もSPRの良いところだと思いますので、皆さんの経営戦略の中の⼀つとして事務所機能は、このSPRの活⽤を強くお勧めします。

⼭⼝社⻑、ありがとうございました。

会社概要

株式会社リプロール
会社のロゴ画像

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株式会社北海道宝島トラベル (現 株式会社宝島旅行社)

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株式会社Wakka Japan

写真
株式会社Wakka Japan

代表取締役 出口友洋さん

株式会社Wakka Japanは主に北海道をメインとした「玄米」の輸出を手掛ける。輸出先は海外グループ会社で、海外では玄米を「精米」し飲食店や個人のお客様に販売。新たな進出国のリサーチや検討、グループ企業の統括を行い、グループの中核を担っている。また2017年には農業生産法人「Wakka Agir」(ワッカ アグリ)を設立。

起業の動機について教えてください

行政からの支援を受けやすく、且つよりローコストでハイパフォーマンスのオフィスを探していたところ、SPRの存在を知り、入居を申し込みしました。

入居した部屋の印象はいかがですか?

オフィスの様子の写真

最初2名でCルームを利用させていただきましたが、ちょうどいい広さだと思います。その後、Bルームに移転しましたが、ゴミ収集や掃除もおこなっていただけるので、非常にきれいなオフィスだと思います。

事業を成長させるために工夫した事を教えてください

さっぽろ産業振興財団のかたには貿易手続きについてアドバイスをいただきました。

またメディアの取材時に1階のICCスペースを利用していました。

入居中、何か印象的なことはありますか?

「きれいな施設ですね」と言われることが多かったと思います。

札幌市産業振興センターで行われる色々な勉強会のご案内もたくさんいただくことができます。

役立った公的支援制度について教えてください

現時点ではうまくマッチする支援制度の活用はできていないのですが、市の「輸出仕様食品製造支援事業」に採択をしていただきました。

今後の抱負について教えてください

日本産米専門店として、日本拠点を軸に今後も拠点の拡大や、生産への参入、また既存拠点でのクロスセールスなどを実施し事業拡大を図っていきたいと思います。

SPRへの入居を検討されているかたにメッセージをいただきました

こちらの施設は、色々な経営相談やサポートを受けることができます。

クリエイティブな方々や様々な経歴を持った専門家が近くにいてくださいますので、気軽に相談できるとことも魅力の一つだと思います。

限られた入居期間の中、時間を最大限有効に使って各方面への人脈構築をしていただけたらと思います。

会社概要

株式会社Wakka Japan
  • 代表取締役: 出口 友洋
  • 所在地: 郵便番号060-0061 北海道札幌市中央区南1条西5丁目5-5北日本中央ビル4-C
  • 電話番号: 011-200-5454
  • ファクシミリ番号: 011-200-5455
  • ホームページ: 株式会社Wakka Japan

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